自他共栄「半ばは自己の幸せを半ばは他人の幸せを」
白蓮カラテはただ強い人間や技の上手なだけの人間をつくるために創始されたのではない。
本来の目的は空手の修行を通じて健全な肉体と、不屈の精神と、人格向上させることにより、積極的に行動していける勇気と情熱と見識と正義感にあふれた真のリーダーをつくることにある。
肉体と精神面の修行によって、本当に自分が頼りとすることのできる自己を確立し、同士互いに連携を深め、信頼の輪を広げていくのが本来の目的であり、武の 意義と本質をよく理解し、実践して自己の身を守り、他人を助けるための技術であり、すばらしい人材を育成する「活人拳」なのである。
国際空手拳法連盟 白蓮会館
館長 杉原正康
国際空手拳法連盟 白蓮会館は、関西を中心に活動を展開している団体で、実戦カラテ界有数の流派として広く認められています。
白蓮会館は日本少林寺拳法を源流に、杉原正康館長によって1984年に設立されました。以来、積 極的に極真会館、正道会館をはじめとする他流派の大会に参戦し続け、輝かしい成績を収めてきました。とりわけ、実戦カラテの元祖であり地上最強といわれる 極真会館の大会では、圧倒的な選手層の差をその技術で凌駕し、毎年上位入賞を果たしていることで、今や白蓮会館は「侵略者軍団」との異名で恐れられるとこ
ろとなりました。
また、白蓮会館に賛同し交流のある流派も数多く、国際空手拳法連盟に加盟している団体だけでも 10数団体に上ります。さらに、秋に行なわれる白蓮会館主催のファイティングオープントーナメント全日本空手道選手権大会には毎年、全国各地から40を超 える会館流派からの挑戦があり、そのレベルの高さから、まさに実戦カラテ界におけるオールスター戦として、その地位が確立されています。
白蓮会館における普段の練習は、年齢、経験の有無、体格などにあわせて科学的、合理的な教育体系 で行なわれています。まず初級クラスでは基本が中心でミット、ディフェンスを徹底して行ない、スパーリングは原則的にしません。やがて中級クラス以上にな ると徐々に基本の割合が少なくなり、心拍数を上げる稽古やスパーリングが増えてゆきます。このようなステップ指導で、安全に実戦的なカラテの技術を習得で
きるシステムが白蓮会館の大きな特徴だといえます。
それから白蓮会館の空手は、主に突き蹴りを中心とした剛法のほかに、関節の逆をとったり投げを打つなど、柔法と呼ばれる護身の技術も練習してゆきます。ただ試合で勝つことだけでなく、武道を通じて自己を確立してゆくことが白蓮会館の目的です。
ともあれ楽しく、みんなでー緒に頑張りましょう。押忍
国際空手拳法連盟 白蓮会館
九州本部指導員一同